ダルビッシュ、飛躍の2020年一問一答「感謝しかない」「トップとの差はまだ遠い」

深夜に応援する日本のファンにも感謝するも…「僕だったら絶対に見ないですけど(笑)」

――今年は無観客試合。シカゴ、日本のファンへメッセージを。
「地元のカブスファンっていうのはすごく、僕もここ(シカゴ)へ来た時にすごくビックリしましたけど、すごく熱烈ですごいたくさんのファンがいつも来てくれていて、(球場で試合を)すごい見たい人もたくさんいたと思うんですけど、それをテレビであったりラジオであったりでしか、応援する術がなかった。でも、球場に入る時とか『頑張れ』って言ってくれたり、ツイッターとかでもそうですし、いろんなサポートっていうのは直には感じられなかったですけど、しっかりそれは僕は感じていたので、まずカブスのファンの人たちには感謝したいと思います。

 日本からでも、こうやって今日みたいに夜中3時に起きて見ましたとか(声が届いた)。逆だったら、僕だったら絶対に見ないですけど(笑)。そんな時間に起きたくないから。でも、そうやって自分の睡眠時間を削ってくれたり、楽しみにしてくれたり、僕のピッチングを見て『今日もまた頑張れる』っていう声とか(届いた)。今年はすごく僕がよかったっていうのもあるけど、そういうのは僕の力にもなったので、本当にいろんな人に感謝しかないです」

――球団のサポートがあって2か月やり遂げた。野球以外の部分でのやり遂げた感はあったか。
「自分はもう、いつも皆さん分かっているように、妻に自由にやらせてもらっているので、僕は好きに生きているだけなんですけど、妻や子どもたちはすごくタフな年で、なかなか遊びに行きたくてもいけなかった。そういう中でダルビッシュ家としても、この難しいシーズンを乗り越えたっていうのは、うれしいですけど、僕は感謝しかないです」

――コロナ禍のネガティブな世の中に、SNSを通じていろいろ発信した背景は。
「いつ開幕が始まるか分からない中で、日本の野球も開幕が延期になって、野球ファンがなかなか選手の動向を見る機会がなかった。そういう中でYouTubeのゲームのやつを一生懸命やろうかなって思いだして、あれでもいろんな野球ファンの方に喜んでもらえたし、そこでコミュニケーションもたくさん取れた。ちょっとでも本当に見てもらっていたので、いろんな人の暇つぶしになれたのかなっていう意味ではすごくよかったですね」

大一番での先発も「どうにか目の前のバッターからアウトを取っていこうと冷静になれた」

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