オリドラ1宮城、5回2失点に「直球の感覚も良かった」 打線奮起で逆転し黒星消える
「勝ち越しを許してしまうという形になってしまって悔しい」
■オリックス – 楽天(4日・京セラドーム)
オリックスのドラフト1位ルーキー・宮城大弥投手が4日、本拠地での楽天戦にプロ入り初登板初先発。5回7安打4奪三振2失点、99球の力投で降板となったが「全体的にはストレートの感覚もよかったですし、1アウトを取るごとに少しずつ緊張もほぐれていきました」と初登板を振り返った。
初回は無死一、二塁のピンチを背負ったが鈴木を右飛、浅村を147キロ直球で空振り三振、和田を146キロの直球で見逃し三振に抑え無失点。2回は3者凡退に抑えたが3回には1死二塁から田中に中前適時打を浴び同点。さらに4回は先頭の銀次に二塁打を浴び2死までこぎつけたが小郷に投手強襲のタイムリーを浴び勝ち越しを許した。
5回もランナーを背負いながらも踏ん張りプロ初登板は5回7安打2失点の力投。宮城は球団を通じ「立ち上がりは緊張もありましたし、捕手が少し遠く見えていました。全体的にはストレートの感覚もよかったですし、1アウトを取るごとに少しずつ緊張もほぐれていきました。(1軍の打者について)甘い球にはしっかりと振ってきますし、厳しいボールも見極められたり、ファールで粘られるなど、簡単にはアウトになってくれないなと感じました」と振り返った。
この日の投球については「初回の連続ヒットのところは、もう少し工夫ができていれば、1本で止められていたんじゃないかと思いますし、しっかりと見直していきたいです。4回のタイムリーの場面も、ボールを取りにいって足に当たってしまったので、状況を考えて野手に任せるなどしなければいけなかったですし、勝ち越しを許してしまうという形になってしまって悔しいです」と語っていた。
打線は1点を追う7回に杉本が中前適時打を放ち同点に追いつくと1死満塁から伏見が走者一掃のタイムリー三塁打を放ち逆転に成功。プロ初登板となった宮城の黒星を消した。
(Full-Count編集部)