田中将大、5回途中8安打2被弾5失点でKO 勝ち越し3ラン被弾にぼう然…
味方が同点に追いついた直後にキアマイアーに勝ち越し3ラン被弾
■ヤンキース – レイズ(地区シリーズ・日本時間8日・サンディエゴ)
ヤンキースの田中将大投手は7日(日本時間8日)、ア・リーグ地区シリーズ第3戦のレイズ戦に先発し、5回途中5失点で降板した。1勝1敗のタイで迎え、勝てば、リーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかける一戦で苦しい投球となった。
初回は2つの三振を奪う上々の立ち上がりを見せた田中だったが、2回につかまった。先頭で迎えた筒香嘉智外野手は中飛に打ち取ったものの、ウェンデル、アダメスに連打を浴びて一、二塁に。キアマイアーは空振り三振に仕留めたものの、ペレスに右前への適時打を許して1点を失った。
3回に味方が同点に追いついたが、その直後に手痛い一発を食らった。先頭のウェンデルに中前安打を浴びると、アダメスには四球を与えて無死一、二塁に。ここで迎えたキアマイアーに初球のカーブを右翼スタンドへと運ばれ、痛恨の勝ち越し3ランとなった。
5回にも先頭のアロザレナにソロ本塁打を被弾。田中はここで降板となり、8安打5失点4奪三振という内容。14年ぶりのポストシーズンでの日本人対決となった筒香嘉智外野手との対戦は中飛、一邪飛で2打数無安打に抑えた。
2014年のヤンキース移籍後、プレーオフでは無類の勝負強さを発揮してきた田中将大。在籍7年で5度ヤンキースはプレーオフに進んでおり、田中はこの試合までに9試合に先発。5勝3敗、防御率2.70と好成績を残していた。
今季は9月30日(同10月1日)のワイルドカードシリーズ第2戦のインディアンス戦で先発。雨で試合開始が遅れ、初回の途中には中断を挟むなど、天候に苦しめられて4回6失点に終わった。この日の登板は前回登板の雪辱も期してのマウンドだったが、結果は伴わなかった。
(Full-Count編集部)