「何も良いところがなかった」 5回途中5失点KOの田中将大に米記者辛辣評価
2本の本塁打を浴びて5失点で降板となった
■ヤンキース – レイズ(地区シリーズ・日本時間8日・サンディエゴ)
ヤンキースの田中将大投手は7日(日本時間8日)、ア・リーグ地区シリーズ第3戦のレイズ戦に先発し、5回途中5失点で降板した。勝ったチームがリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかける一戦で背信の投球となり、米記者たちからは厳しい評価を下された。
初回は2つの三振を奪う上々の立ち上がりを見せた田中だったが、2回につかまった。先頭で迎えた筒香嘉智外野手は中飛に打ち取ったものの、ウェンデル、アダメスに連打を浴びて一、二塁に。キアマイアーは空振り三振に仕留めたものの、ペレスに右前への適時打を許して1点を失った。
3回に味方が同点に追いついたが、その直後の4回に痛い一発を被弾。先頭のウェンデルに中前安打を浴びると、アダメスには四球を与え無死一、二塁に。ここで迎えたキアマイアーに初球のカーブを右翼スタンドへと運ばれ、痛恨の勝ち越し3ランとなった。
5回にも先頭のアロザレナにソロを被弾し、田中はここでノックアウトとなった。8安打5失点4奪三振。この投球内容に、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のリンジー・アドラー記者は自身のツイッターで「今回は、ただ本当に上手く行かなかった」と厳しく評価。地元ラジオ局「WFAN」のホストを務めるジョン・ジャストレムスキー氏は「審判に言いたいことはある。しかし、タナカは今日何も良いところがなかった。本当に残念だ」と酷評した。
今季で7年契約が切れる田中。オフのFA市場での注目株の1人とされるが、「ジ・アスレチック」のマーク・クレイグ記者は「マサヒロ・タナカのヤンキースでの最後の投球がランディ・アロザレナへのソロホームランになるかもしれない」と指摘し、これがヤンキースでの最終登板となる可能性を示していた。
(Full-Count編集部)