「レイズ打線が良かった」5失点KOの田中将大をブーン監督は庇う
「タナカも良い投球をした場面があったと思う」
■レイズ 8-4 ヤンキース(地区シリーズ・日本時間8日・サンディエゴ)
ヤンキースの田中将大投手は7日(日本時間8日)、ア・リーグ地区シリーズ第3戦のレイズ戦に先発し、5回途中5失点で敗戦投手となった。チームはレイズに地区シリーズ突破に王手をかけられ、試合後、アーロン・ブーン監督は「レイズ打線が良かった」と、田中を攻略した相手打線を称えた。
2回2死一、二塁でペレスに右前への適時打を許して先制点を献上した田中。味方が同点に追いついた直後の4回には無死一、二塁からキアマイアーに初球のカーブを右翼スタンドへと運ばれ、痛恨の勝ち越し3ランを浴びた。5回には先頭のアロザレナにソロ本塁打を被弾したところで降板となった。
4回0/3を投げて8安打2被弾5失点でノックアウトされた田中。ヤンキースも4-8でレイズに2連敗を喫した。試合後、ブーン監督は「横からでは見えにくかったので、あとで、彼の投球をよく見てみないとわからないが、タナカも良い投球をした場面があったと思う。彼ら(レイズ)の打線が良かった」と、田中が2本塁打を浴びたレイズ打線に脱帽した。
これまでプレーオフでは無類の強さを誇ってきた田中。指揮官は「レイズは、彼の数個のミスにつけこんだ。彼がいい投球をした場面もあった。もちろん、マサが投げるときはいつも良い投球をして我々に勝つチャンスを与えてくれると期待しているが、レイズが今日、何度かビッグスイングをした」と語り、田中を責めることはなかった。
(Full-Count編集部)