明治神宮野球大会が中止「大変心苦しい決断」 高校・大学は全国大会開催なしの一年に
開催時期や開催地の変更を検討も…大会中止は1988年以来2度目
日本学生野球協会は9日、「第51回明治神宮野球大会」を新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止にすると発表した。明治神宮野球大会の中止は昭和天皇のご不例のため中止となった1988年の第19回大会以来2度目だ。
11月20日からの開催へ向けて準備を進めていたが、6日の本大会臨時実行委員会で開催の中止を決めた。感染者数の多い東京都への全国各地からの団体での移動、大会期間中の長期宿泊に伴うリスクを踏まえて検討。開催時期や開催地など運営方式の変更を含めて開催の可否を慎重に検討してきたが、大会の開催は困難との結論に至ったという。
日本学生野球協会はホームページ上で「明治神宮野球大会を目標に全国各連盟のリーグ戦並びに各地方大会に臨まれている野球部員の方々をはじめ、各校関係者の皆様の想いに応えることが出来ず大変心苦しい決断ではありますが、『大学の部』・『高校の部』に出場する各校の選手並びに関係者の皆様の安全を最優先に考慮した結果であることをご理解いただきたいと存じます」としている。
高校は選抜高等学校野球大会と全国高等学校選手権大会、大学は全日本大学野球選手権大会が中止となっている。新型コロナウイルスの影響で、今年予定されていた高校・大学の全国大会は全て中止となった。
(Full-Count編集部)