田中将大の今季は「C」評価 NY紙が辛口診断「契約最終年を辛い形で迎えた」
ニューヨーク・デイリーニューズ紙がヤンキース選手、首脳陣をAからFで評価
ヤンキースの田中将大投手は7年契約最終年となった今季を終え、去就に注目が集まっている。ニューヨーク・デイリーニューズ紙はヤンキース選手たちをAからFまで独自評価。ポストシーズンで結果を出せずに悔しい登板となった田中は「C」と評価された。
今季は開幕前に打球が頭部に直撃するアクシデントに見舞われた。初登板から球数制限が課され、10試合登板、3勝3敗、防御率3.56に終わった。ポストシーズンではインディアンスとのワイルドカードシリーズ第2戦で5回途中6失点。レイズとの地区シリーズ第3戦では5回途中5失点で敗戦投手と持ち味の勝負強さを発揮できなかった。昨季まで6年連続2桁勝利を挙げてきた右腕だが、地元紙は厳しく評価した。
「今季2回の先発登板がタナカの一年を物語ることだろう。彼はプレーオフでの2度の先発登板で打ち込まれた、キャリアの大半で本当に勝負強いプレーオフ(で力を発揮する)投手だったことを考えると、ヤンキースとの契約の終わりを辛い形で迎えてしまった」
同紙は首位打者に輝いたDJ・ルメイヒュー内野手を「A+」と評価。「ヤンキースは彼との再契約がマストだ」と言及した。シーズン開幕からチャップマンに代わって代役守護神を務めた救援左腕ザック・ブリットンを「B+」、剛腕ゲリット・コールを「B」として評価する一方、打撃不振のゲーリー・サンチェスは「F」、ブーン監督は「D」、キャッシュマンGMは「D-」と厳しい評価を下した。
田中はヤンキースとの7年契約最終年で本来の投球とはならなかったが、通算78勝(46敗)、防御率3.74は堂々たるもの。果たして田中はどのようなオファーを受けるのか注目が集まる。
(Full-Count編集部)