ヤンキースは田中将大を「狙うべき」 地元NY局が推奨する理由と揺るがぬ信頼
地元放送局SNYはヤンキースに田中との再契約を勧めた「タナカの経験はローテ復帰に値する」
ヤンキースの田中将大投手は7年契約が終了し、早くも去就に注目が集まっている。来季もピンストライプのユニホームに身を包むのかに注目が集まっているが、辛口のNYメディアでも田中との再契約を勧める声が上がっている。
地元放送局「SNY」は「ヤンキースが今オフに獲得を狙うべき3投手、そして避けるべき3投手も」との見出しを打って特集。田中はナ・リーグサイ・ヤング賞候補のレッズ・バウアー、ブルージェイズのタイワン・ウォーカーと共に「狙うべき選手」として紹介された。チームの先発投手陣ではハップ、パクストンの両左腕も今オフFA。記事では再契約を結ぶ投手は誰かと注目し、「その最有力がタナカだ」と言及されている。
田中は開幕前の頭部打球直撃の影響で出遅れたものの、レギュラーシーズンで10試合に登板して3勝3敗、防御率3.56。プレーオフでは先発した2試合でともに結果を出せなかったが、「タナカは今でも堅実なローテ中盤に入る先発投手で、2020年の10度の先発登板では防御率3.56を記録した」と評価。メジャー1年目の14年に右肘靭帯の部分断裂で離脱したものの、昨季まで6年連続で2桁勝利と安定した成績を残した。「もしヤンキースが医療記録に満足しているのであれば、タナカの経験はローテーション復帰に値するものである」と変わらぬ信頼が綴られている。
一方で「避けるべき投手」としてはパクストン、メッツのストローマン、パイレーツのアーチャー、エンゼルスのテヘランが挙げられた。また、米放送局「CBSスポーツ」はヤンキースの先発ローテは剛腕コールを除いて2番手以降が「未解決の状態」と記述。FAとなる田中については「タナカの復帰は、高くはないまでも可能性としてはある。タナカはヤンキース愛を公言しているし、それはつまり、彼がディスカウント(値引き)を受け入れるかもしれないということを意味している。しかし最近の彼はローテーション中盤の先発投手で、ローテーションのトップを張る選手ではない」と伝えている。
(Full-Count編集部)