元ロッテ右腕が吐露…サイン盗み被害の大炎上がメジャー最後の登板「怒りたくもなる」

ロッテ時代のマイク・ボルシンガー【写真:荒川祐史】
ロッテ時代のマイク・ボルシンガー【写真:荒川祐史】

心中語る「僕が一番聞きたいのは、どうやったらそれがOKだと考えられるのか」

 今年に入り米球界に波紋を広げたアストロズのサイン盗み問題。昨季までロッテに2年間在籍したマイク・ボルシンガー投手もブルージェイズ在籍時の2017年に“被害”に。米スポーツ専門誌「スポーツイラストレイテッド」のベン・ライター記者のポッドキャストドキュメンタリー「The Edge」の中で、その心中を語っている。

 ボルシンガーは2017年当時ブルージェイズに在籍。サイン盗みの伝達方法となった“ゴミ箱音”が54回鳴ったとされる8月4日のアストロズ戦に4回途中から3番手で登板したが、1/3回を4安打3四球4失点と大炎上。これがメジャー最後の登板となった。

 インタビューでボルシンガーは「僕が一番聞きたいのは、どうやったらそれ(サイン盗み)がOKだと考えられるのかということ。なぜこんなことが正しいと思ったのか? どうやったら君たち(アストロズ)のしたことが間違っていると思えなかったのか?」と問いかけるように言った。

 さらに、メジャー最後の登板にも触れ「僕のキャリアで最も恥ずかしい瞬間だった。100%そうだと言えるよ。そのスポット(メジャーリーグのマウンド)で投げるためにもの凄い努力をして、不正行為をしている連中にそれを奪われてしまったということがわかったんだ。そうなれば勿論怒りたくもなる」とコメント。怒りはおさまらないようだった。

(Full-Count編集部)

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