日ハムOB田中賢介氏、eスポーツに驚き「いろんな人に広めるのも僕の仕事」
日本ハムは全4選手が全員北海道出身の“純道産子”チームを結成
一般社団法人日本野球機構(NPB)と株式会社コナミデジタルエンタテインメント(KONAMIが共催する『eBASEBALL プロリーグ』の参加選手を選抜する『eBASEBALL プロリーグ 2020シーズン eドラフト会議 supported by リポビタンD』が17日、オンラインで開催された。
この日は銀座のスタジオと12球団の代表、そして候補選手をオンラインで繋ぎ、完全リモートで開催された。日本ハムは昨年からの継続契約2選手に加えて新たに2選手を指名し、全4選手が全員北海道出身の“純道産子”チームを結成。eドラフト会議には球団OBでスペシャルアドバイザーを務める田中賢介氏も指名の様子を見守った。
3巡目で指名した佐藤優太は白樺学園高校で甲子園に出場し、明治大学野球部では4年時に大学日本一も経験。明大時代の同期には佐野恵太(DeNA)、柳裕也(中日)らがおり、佐藤は指名された直後に吉田大成(ヤクルト)から「おめでとう」と祝福のメッセージを受け取ったことも笑顔で報告した。
田中氏は「野球を経験している選手が新たに日本一を目指す。北海道から日本一になりたいと思っているのであれば、僕らも一緒になって戦っていきたいと思った」と北の大地からeスポーツでも頂点を目指す熱意を後押しする考えを口にした。さらに「野球が好きだという思いがある人たちが(実際のプレーとは)違う形で野球に携われるということは、これからの野球普及にも大切だしプラスになる。野球をやっていた人だけではなく、女性も含めて野球が好きな人にも普及できる舞台があるのはすごくいい」と野球人口の拡大にも期待を寄せた。
「正直、eBASEBALLやこれだけしっかりとしたドラフト会議が行われていることを知らなかった。これをいろんな人に広めることも自分の仕事。その手伝いをできれば」と意気込んだ田中氏。昨季、5位に沈んだ日本ハムが“道産子パワー”でパワプロ日本一を目指す。「eBASEBALL プロリーグ」2020シーズンは12月5日に開幕する。
(安藤かなみ / Kanami Ando)