DeNA、ミラクル逆転勝利で勝率5割復帰 ラミレス監督も上機嫌「素晴らしい気分」
逆転満塁アーチの梶谷「心の中では不安な気持ちもあったが、久々に打ててよかった」
■DeNA 10-6 巨人(18日・横浜)
終盤のビッグイニングで5点差を逆転したDeNAが巨人に10-6で勝利し連勝。約2週間ぶりに勝率を5割に戻した。1イニングを無失点に抑えたエスコバーが今季初勝利。連続試合本塁打の球団新記録がかかった佐野は4打数無安打に終わった。
7回に一挙6点を奪う痛快な逆転劇に試合後、ラミレス監督は「あんな逆転のシーンを見ることができて、ここにいるみなさんと同じぐらい素晴らしい気分」と、スタンドのファンと喜びを分かち合った。
0-5と一方的な展開となっていた7回。DeNAは先頭のロペス二塁打から4連打で2点を返し、なおも満塁の場面で梶谷が巨人2番手の高梨から逆転満塁弾を放った。「心の中では不安な気持ちもあったが、久々に打ててよかった」という梶谷は、8回にはダメ押しの2ランで勝利を決定付けた。指揮官は「満塁の場面で、クラッチヒッターの本領を発揮した」と興奮気味に話した。
投手陣は6回以降、リリーフ陣が巨人に得点を許さず、大逆転の流れを作った。ラミレス監督は「しっかり抑えてくれれば、必ず流れが来ると思っていた。いい仕事をしてくれた」と、7回に登板して得点圏に走者を置きながらも無失点に切り抜けたエスコバーに感謝した。
16日の逆転勝利を「今季のベストゲーム」とした指揮官は、首位・巨人相手の2試合連続逆転勝ちに「前の試合と同じぐらいいいゲームだった。みなさん、どちらがよかったと思いますか?」と上機嫌でスタンドのファンに問いかけていた。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)