前田健太の年俸3.2億円は「格安」 2年連続地区優勝のツインズを地元紙が総括

ツインズ・前田健太【写真:AP】
ツインズ・前田健太【写真:AP】

ドジャースと結んだ契約を引き継ぎ、2023年まで契約を残す

 今季11試合に先発して6勝1敗、防御率2.70と好成績を残したツインズの前田健太投手。ドジャースからツインズにトレードで移籍して迎えた今季、プレーオフではワイルドカードシリーズで敗退となってしまったものの、レギュラーシーズンではチームの「エース」と呼べるだけの結果を残した。

 ドジャースとのトレードにより、新天地で迎えたメジャー5年目のシーズン。8月18日(日本時間19日)のブレーブス戦ではノーヒットノーランの快挙こそ逃したものの、8回まで無安打に封じる圧巻の投球を見せるなど、大車輪の活躍を見せ、地元のファンやメディアの心を鷲掴みにした。

 地元メディア「セントポール・パイオニアプレス」では元ツインズ投手で、現在コラムニストとして活動するチャーリー・ウォルターズ氏による今季のツインズの総括記事を掲載。その中で、基本年俸の安い前田健太の活躍に対し「格安品」として絶賛している。

 バイロン・バクストン外野手やネルソン・クルーズ外野手などについても言及されてるこのウォルターズ氏の記事。その中で「格安品:ツインズはエースである32歳のケンタ・マエダを基本給300万ドル(約3億2000万円)で、あと3年間契約を残している」と指摘されている。

 2015年に広島からドジャースに移籍した前田は8年2500万ドル(約26億5000万円)プラス出来高で契約。基本年俸が300万ドル(約3億2000万円)に抑えられ、その一方で先発登板数やイニング数などに応じた厚いインセンティブが設定されていた。トレードで移籍したツインズでもこの契約が引き継がれている。そのためツインズとは2023年まで基本年俸は300万ドル(約3億2000万円)のまま。今季エース級の働きを見せた右腕と破格の安さであと3年間契約を残している。

(Full-Count編集部)

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