社会人No.1右腕、トヨタ自動車・栗林を変えた元プロ捕手の衝撃な一言とは?

昨年は都市対抗準Vも…今年は主戦投手として頂点を!

 今年はコロナ禍で満足に練習できない時期もあったが、積極的に動画を見て、コントロールがいい投手の研究にも力を入れてきた。「中日の吉見さんや巨人の菅野さん。どうしたらコントロールが良くなるかを考えて見ていました」。上から叩くタイプで似ていると言われる広島・大瀬良の投球もリストに加えた。そして、9月に行われた都市対抗野球の東海地区2次予選では、チームは4連勝で本大会出場切符を獲得。栗林も東邦ガス戦では7回2安打無失点、10奪三振の好投を見せ、第1代表決定戦となったHonda鈴鹿戦でも9回5安打1失点、6奪三振で完投。エースとしての役割を果たした。

 10月26日のドラフトが終われば、11月には都市対抗野球の本大会が待っている。昨年は、トヨタ自動車は決勝でJFE東日本に敗れ、準優勝。栗林は決勝で先発の大役を任されたが、3回2失点で負け投手となっただけに、リベンジへの思いが強い。

「昨年は自分のせいで負けてしまった。優勝できなかったし、2回先発して2回とも勝ち投手になれなかった。チームに迷惑かけたという思いが大きかった。佐竹さんのように、信頼される投手は後ろでも投げさせてもらえると思うので、今年は5試合全部で投げるつもりでしっかり準備していきたい。職場の方たちも熱心に応援してくれるし、社会人にしかない1発勝負の楽しさ、厳しさもある中で、今年は自分の力で何としても優勝できるようにしたい」

 そして、都市対抗野球の後に待っているプロの世界では、息の長い選手になることが目標だという。

「まだ自信はないし、不安な気持ちが大きいですが、佐竹さんのようにチームで一番信頼される投手になりたい。プロならエースと言われる投手や、抑えを任されている投手。大事な試合で勝てる投手になりたいなと思う。そして、中日の岩瀬さんや巨人の阿部さんのように、長い間活躍して、まだもう1年やってもいいんじゃないかと思われながら、引退したいですね」

 即戦力投手として、各球団のスカウトたちから高い評価を受けている栗林。ドラフト当日、どの球団が栗林を指名するのか、球界の高い注目が集まりそうだ。

(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)

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