阪神矢野監督がドラ1近大・佐藤に指名挨拶 「トリプル3のさらに上、40&40を狙って」
矢野監督「興奮して昨日はよく寝られなかった」佐藤「僕はよく寝られました」
阪神は27日、大阪府東大阪市の近大東大阪キャンパスで、前日のドラフト会議で1位指名した近大・佐藤輝明内野手に指名挨拶を行った。阪神側は矢野監督、担当の渡辺スカウトら4人が訪れ、近大側は佐藤、細井美彦学長、田中秀昌監督ら8人が迎えた。
佐藤は関西学生野球リーグではOBの二岡智宏氏(現巨人3軍監督)のリーグ記録を更新する通算14本塁打を放った大型野手。4球団が競合した前日のドラフト会議では矢野監督が見事、交渉権獲得を引き当て“矢野ガッツ”を披露していた。
この日は甲子園球場での中日戦前に足を運び指名挨拶を行った矢野監督は「僕自身、興奮して昨日はよく寝られなかった。まだ興奮が続いている」と笑顔を見せると、佐藤は「周りの方々からメールがたくさん来た。でも、僕はよく寝られました」と、早くも“大物ぶり”を発揮。これには矢野監督も「スケールが違うな」と苦笑いを浮かべていた。
前日のドラフト会見後に佐藤はプロでの目標に「新人王」「ホームラン王」「トリプルスリー」と公言していたが矢野監督は「ホームラン王は狙うべきで、未来予想図に入っていると思うが、トリプルスリーのさらに上のフォーティー・フォーティーを狙ってほしい」と、大きな期待を込めていた。