鷹16年ドラ1田中正義が自己最速156キロマーク! 退団する内川のラストマッチで存在感
4点をリードした9回に登板すると、最速156キロの真っ直ぐで完全投球
2年連続でウエスタン・リーグを制したソフトバンクの2軍は1日、タマスタ筑後で同リーグ最終戦の阪神戦を戦った。今季限りで退団する内川聖一内野手にとってホークスで戦うラストゲームで、2016年のドラフト1位右腕の田中正義投手が圧巻の投球を披露した。
4点リードの9回に9番手としてマウンドに上がった田中。先頭の高山を150キロ台中盤の真っ直ぐを軸にニゴロに打ち取ると、小野寺もニゴロに斬った。続く藤谷に対して追い込んでからのストレートは自己最速タイの156キロをマーク。最後は三振に打ち取って試合を締めくくった。
今季は春季キャンプをA組でスタートさせたが、右肘痛のために離脱。その後も状態がなかなか上がらず、今季初実戦登板は10月7日になってからだった。だが、実戦復帰後は上々の投球を披露。2軍に合流してからは同リーグ4試合に登板して、まだ1人の走者も許していない。大きな期待を背負ってプロ入りした2016年のドラ1右腕。4年目も終わりが近づく中で、再び、その剛球を取り戻そうとしている。