DeNA梶谷、愛妻に届けたサヨナラ打に「最高です」 最多安打&首位打者に向け猛進
「自分で決めるつもりで打席に入った」
■DeNA 6-5 阪神(1日・横浜)
DeNAは1日、横浜スタジアムで行われた阪神戦に6-5でサヨナラ勝ちした。終盤にもつれた試合展開で、8、9回のピンチをリリーフ陣が切り抜けた後、梶谷が勝敗を決するサヨナラ打を放った。負ければ順位争いで厳しい状況となる試合で、今季復活を果たした32歳が値千金の働きを見せた。
先発した阪口が5回1失点でプロ初勝利の権利を得たが、7回にイニングまたぎとなったパットンと後を継いだ砂田がリードを守れず、レフトスタンドを黄色に染めた阪神ファンが歓喜した。それでもその裏、先頭の細川が平凡なフライをマルテが落球してファールになった直後に本塁打を放ち、再びDeNAに流れが傾いた。1死後に大和、戸柱の連打で1、2塁のチャンスを作り、ソトがこの日3打点目となるタイムリーを放って試合を振り出しに戻した。
同点とした直後の8回には、DeNA5番手の伊勢が作った1死満塁のピンチを替わった石田が代打の糸井と近本を打ち取った。さらに9回には、この回から登板した三嶋が自らの失策から1死満塁としたが、こちらは自身で陽川、木浪を抑えて同点のまま9回裏の攻撃を迎えた。
入場制限の緩和に向けた実証実験の試合で、一塁側とライトスタンドを真っ青に染めたベイスターズファンのサヨナラへの期待が高まる中、2死三塁の場面で試合を決める一打を放ったのは、7回のチャンスで凡退していた梶谷だった。