西武戦力外の多和田は育成再契約の見込み 渡辺GM「まだまだ戦力になる」
18年最多勝・多和田も現役続行へ意欲「野球を続けていくことができれば」
西武の渡辺久信GMが3日、戦力外通告をした多和田真三郎投手について、「病気が治れば、まだまだ戦力になると考えております。できる限りサポートしていきたいと思います」と話した。
15年ドラフト1位で西武に入団した多和田は18年に16勝を挙げて最多勝を獲得。昨季は開幕投手を務めたが1勝6敗と低調に終わり、12月に自律神経失調症を患っていることを公表。契約保留選手のまま病状の回復を待ち、今春キャンプには参加しなかった。7月30日に支配下選手契約を締結したが、1軍登板なし。イースタンでは5試合登板し、1勝2敗、防御率3.65の成績だった。渡辺GMは「病気なので、しっかり治療して。まずは病気を治すことが大事になってくると思います」と話した。
多和田も「今後のことは分かりませんが、野球を続けていくことができればと思っています」と現役続行を希望している。「試合には投げられる状態にはあります。ただ、いろいろな部分でまだ対応できていないというところだと思います」と渡辺GM。支配下登録選手が育成選手に降格する場合も戦力外通告が必要がある。球団は多和田を育成選手として再契約する見込みだ。
(Full-Count編集部)