日ハム・バーヘイゲンが移籍の真相明かす 元広島右腕の成功で「非常にチャンス」
日本人打者は「ボールをカットして選球眼も良い、非常に我慢強い」
来日1年目でチーム最多タイの8勝を挙げたドリュー・バーヘイゲン投手。登板機会がないため、すでに米国に帰国したが米メディアのインタビューでは日本人打者について「ボールをカットするし選球眼も良いし、非常に我慢強い」と高く評価していた。
日本ハムの新助っ人右腕として期待されたバーヘイゲンは先発として18試合に登板し8勝6敗、防御率3.22を残しローテの一角として活躍。今季最終登板となった10月28日のオリックス戦では2安打13奪三振の完封勝利を飾った。
バーヘイゲンは米スポーツ動画メディアサイト「Lax Sports Network/ For The Fans」のインタビューに応じ、グランド内外で日本ハムから親身なサポートを受けたことに感謝した。そして今シーズンについて話が及ぶと「順応はうまく行っていると思う。一番大きな順応は、彼らがボールをカットすることだね。それだけでなく、彼らは選球眼も良いし、非常に我慢強い。ホームランを狙うアメリカの打者とは少し違うアプローチをしているね」と日本人選手特有の粘り強い打撃が印象的だったとした。
日本ハムへの移籍を決めた経緯には広島で2年間プレーしMLB通算77勝をマークしたコルビー・ルイス氏の存在が大きかったことを明かし「ここに来ることは非常に最高のチャンスだと考えた。メジャーに戻ってきて、レンジャーズで投げる姿も見た。そして彼が日本で送ったキャリアについても話を聞いていた」と、日本球界でのプレーが野球人生においてプラスになると感じていたようだ。
今後については「現在ではメジャーに戻ることだけが成功だとは思っていない。とにかく今は投げることを楽しんでいるよ。もしキャリアを日本で終えることになって、多くの勝ち星を掴めたら、それは素晴らしいこと」と語り、仮にメジャーでの契約があれば「その機会に食いつくだろうね。それも素晴らしい機会だし家族の近くに入れるからね。だけどそれが唯一の成功の在り方だとは考えないかもしれない」と、日米のどちらでプレーするにせよ魅力的なことだと明かした。
(Full-Count編集部)