戦力外通告受けた楽天・由規は現役続行を希望「球団には感謝しかない」

楽天・由規【写真提供:東北楽天ゴールデンイーグルス】
楽天・由規【写真提供:東北楽天ゴールデンイーグルス】

ファンにも感謝のメッセージ「元気な姿を見せられれば」

 楽天は5日、由規投手、渡邊佑樹投手、熊原健人投手、山下斐紹捕手、ルシアノ・フェルナンド外野手に来季の契約を結ばない旨を通告したと発表した。渡邊には育成選手としての再契約を打診。また、育成選手の木村敏靖投手、南要輔内野手、松本京志郎内野手、中村和希外野手、耀飛外野手の5選手には育成再契約を行わない旨を通告した。

 2007年のドラフト1位でヤクルトへ入団し、2019年から楽天に移籍した由規は球団を通じてコメントを発表。今後について「今の段階では現役続行を希望しています。他球団のお話なども待ちながら、トライアウトへの参加も考えています」と現役続行の意向を示し、12月7日のトライアウトを受検する考えだ。

 右肩の故障を抱えながらも、獲得した楽天に対して「思い出というより、球団には感謝しかないです。ぼろぼろになった状態で獲っていただいてほぼ全く投げられない状態で来たので、それを考えるとここまで投げれるようになるまでリハビリで支えてくださったトレーナーの方々にも感謝ですし、とにかく野球ができる環境を作っていただいたことが、僕にとっては本当に感謝しかないです」と感謝の思いを示した。

 2019年に支配下復帰を勝ち取り、9月26日の西武戦では481日ぶりに1軍で登板。本拠地のマウンドに立ち「昨年1試合だけですが、この楽天生命パーク宮城で地元の声援を浴びながら投げられたことがなによりの宝物です。まず、地元に球団があって地元でプレーできる選手はなかなかいないと思いますので、そういう意味でも本当に幸せだったなと思います」とコメントした。

 また、ファンに向けては「地元に帰ってきてなんとかチームに貢献したい気持ちでやってきましたが、なかなか自分でチャンスは掴めなくて、1軍で宮城で1試合しか投げられなかったです。ただ、1試合でも地元の声援を浴びれて、皆さんに投げている姿を見せられたのはよかったと思います。これで終わりではないので、今後どうなるかはわからないですが、現役を続けていくなかで元気な姿を見せられればと思います。2年間、応援ありがとうございました」とメッセージを送った。

(Full-Count編集部)

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