“松坂世代最後の野手”楽天・渡辺直、引退試合で躍動! 二塁打&ヘッスラ生還
「1番・DH」でスタメン、3回にこの試合チーム初安打となる快音
■楽天 – 西武(6日・楽天生命パーク)
今季限りで引退する楽天の渡辺直人内野手が6日、本拠地での西武戦で最後の打席に立った。この日、引退特例で今季初登録。「1番・DH」でスタメンすると、3回に迎えた2打席目に左翼線への二塁打を放って有終の舞台で躍動した。
大きな拍手に迎えられて初回の打席に入った渡辺直は、西武の先発・浜屋の初球に反応して右飛に。3回2死の第2打席では、内角の直球をうまく左翼線に運んで二塁打。この日チーム初安打となり、続く小深田の左前適時打で三塁を蹴ると、ヘッドスライディングで先制の生還を果たした。その後、鈴木にも適時二塁打が飛び出し、この回2点を先制した。
渡辺直は2006年大学生・社会人ドラフト5巡目で楽天入り。横浜・DeNA、西武でもプレーした。今季は1軍打撃コーチを兼任していた。この日までにプロ実働14年で通算1134試合出場し、853安打、打率.259、7本塁打、229打点、115盗塁を記録。“松坂世代の最後の野手”が、現役に別れを告げた。