ホークス森、日本Sへ王手かける3者凡退の完璧セーブ 「絶対に抑えてやろうと」
セーブ王逃すも新人からの50試合登板を継続
今季の森は52試合に登板して1勝1敗32セーブを記録。西武・増田にわずか1セーブ差でセーブ王のタイトルを譲る形となったが、3年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。さらに自身が「これだけは何としても達成したかった」という、ルーキーイヤーから7年連続となる50試合登板をクリア。
「今季はシーズンの試合数が減って絶対に無理だと思っていました」と語るとともに、チームの12連勝中は投打が噛み合い過ぎてセーブ機会に恵まれず「投げたくてうずうずしていた」という。その中での50試合登板記録継続に「本当にうれしい」と心底喜んでいた。
森はリーグ優勝決定後も「最初の無観客の頃は、どこかフワフワした気持ちで投げていましたが、お客さんが入ってからは本当に力をもらえた」と語っており、この日のお立ち台での感謝の言葉も素直な気持ちの表れだ。
自らのセーブでチームはCS突破に王手をかけたが「早く決めたいですが、そこまで甘くないと思います。できることをしっかりやって準備して、また明日しっかり戦うだけです」と気合を入れ直していた。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)