ダルビッシュの6年135億円は大成功 地元紙が絶賛「大きな見返りを生んだ」
ダルビッシュは2018年にカブスと6年1億2600万ドル(約134億8200万円)の超大型契約を結ぶ
カブスのダルビッシュ有投手は今季、12試合に登板し8勝3敗、防御率2.01の好成績を残し日本人初の最多勝を獲得。サイ・ヤング賞の発表では日本人最高位の2位に付けるなど復活の1年となった。地元紙「シカゴ・サンタイムズ」は6年1億2600万ドル(約134億8200万円)の超大型契約で入団した右腕の活躍に「大きな見返りを生んだ」と伝えている。
日本人初のサイ・ヤング賞まで、あと一歩届かなかったダルビッシュ。それでも、今季はエース級の活躍を見せつけ完全復活のシーズンを過ごしたといっても過言ではない。
2018年に6年1億2600万ドル(約134億8200万円)の超大型契約を結んだが移籍1年目は右肘の故障もありわずか8試合の登板で1勝3敗。期待を裏切った右腕に米メディアも懐疑的な意見が多かったが、昨季終盤から復調の気配を見せ移籍3年目のシーズンではエース格としてカブスを支えた。
ナ・リーグのサイ・ヤング賞投票2位に輝き地元紙も「カブスのギャンブルが報われたことを示している」と圧巻の成績を見せた右腕を称賛。移籍2年間は不完全燃焼に終わったが「2年近くの時間が経ち、彼らのダルビッシュに対する賭けは大きな見返りを生んだ」と、カブスの投資が成功だったことを伝えている。
MVP投票でも全米野球記者協会(BBWAA)の投票で7位2票、9位2票、10位2票で14ポイントを獲得しナ・リーグ14位にランクイン。サイ・ヤング賞の最終候補に入ったことで出来高100万ドル(約1億500万円)も手にした。最高峰の舞台で輝きを取り戻した日本人右腕を「ナ・リーグのサイ・ヤング賞を逃しても、ダルビッシュがリーグ最高の投手だった。誰もがそう強く主張することができる」と絶賛していた。
(Full-Count編集部)