有原&西川だけじゃない? 日ハム近藤に米注目「素晴らしい先発野手になれるかも」
米データ専門メディアは有原、西川だけでなく近藤にも注目「ピュアヒッター」
日本ハムで米メディアが注目するのは、今オフにポスティングシステム(入札制度)を利用してメジャー挑戦する可能性のある有原航平投手、西川遥輝外野手だけじゃない? 米データ専門メディア「スポーツインフォ・ソリューションズ」は近藤健介外野手に注目した。
近藤は今季108試合出場してリーグ3位の打率.340をマーク。出塁率.465はリーグトップだった。同メディアはスイング軌道が若干アッパー気味なものの、あまりフライを打たないことを伝え、「このアプローチは安定して高い打率を確かに生みやすくしている。彼の選球眼の良さは高い出塁率を残す助けになっている」と評価。今季5本塁打と長打力に欠けていると言及しながらも、「コンドウは“ピュアヒッター”と呼んでもいい能力を備えているが、私が思うに、彼は打球の角度を付けて本塁打を打つためにスイングを変えることもできる」と指摘した。
主に左翼手だった守備面も、同メディアは「元捕手のコンドウは素晴らしいスピードを備えているわけではないが、彼はフライの追い方がうまく、塁上の走者が次の塁を狙うことを考え直させるような肩の強さがある」と評価。パワーのある打撃となれば、「素晴らしい先発野手に最終的になれるかもしれない」と期待を寄せている。
有原については「先発4番手クラスの投手」と評価。三振を狙う勝負球のフォーク、カットボール、カーブ、チェンジアップと球種が多彩で、「ストライク先行の投手で、そのため四球率を低く抑えている」とした。「93マイルの球を投げ、コントロールも良く球種のレパートリーも豊富なアリハラはローテーション終盤を投げる先発投手として安全な選択肢だ」と堅実な働きを期待した。
西川については「典型的な先頭打者の能力がある」と伝えた。「出塁すると、スピーディなニシカワは正真正銘の脅威的な走者で、盗塁をし、インプレーの打球に対して先の塁を奪う。盗塁時のスタートが良く、投手の癖を読み、牽制を読む経験が豊富だ」と走塁能力を評価。「MLBでプレーするとなると、相手チームは彼に対してどんどん勝負を仕掛け、長打も心配することはないため、四球率とOBPは下がる可能性が高い。しかし、彼のスピードとコンタクト能力、そして選球眼の良さは優れており、メジャーでの役割を掴む上での手助けになりうるだろう」とメジャーでの活躍を予想している。
(Full-Count編集部)