巨人は炭谷を使うべき? 左腕ムーア攻略には左打者が有効か…第3戦のポイント分析

ベテランの炭谷とバッテリーを組んだ試合が最も好成績を残しているサンチェス

 また。ベテランの炭谷銀仁朗捕手とバッテリーを組んだ試合は7試合で4勝2敗、防御率1.73と好結果となっている。40人枠からも外れた小林誠司捕手とは5試合で4勝0敗、防御率4.70。そして第1戦、第2戦で先発マスクを被った試合は3試合で0勝2敗、防御率4.70となる。この相性の良さを買って、第3戦は炭谷にスタメンマスクを被らせるのも一手か。

 一方で、右打者に比べて左打者との相性が良くなく、今季は被打率.247、6本塁打を許している。柳田、中村晃といったパ・リーグでも屈指の左打者をどう封じていくかも大事になりそう。また、6回自責点3以内のクオリティスタートは8試合しかなく、QS率は53.3%と高くない。戦い方としてはサンチェスに5、6回まで何とか凌いでもらい、中盤以降はリリーフ陣で繋いでいくことになるか。

 ソフトバンクはメジャー54勝の実績を誇るムーアに託す。今季加入したムーアはふくらはぎの肉離れによる離脱こそあったものの、13試合に登板して6勝3敗をマーク。150キロを超える威力ある真っ直ぐを武器とする好投手だ。

 ムーアは本拠地PayPayドームで9試合に先発して6勝のうち5勝をマークし、防御率も2.68と上々の成績を残す。本拠地では4失点が最多でしっかりとゲームを作ることが期待できる。

ムーアは左投手だが、左打者の方が好成績を残している

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