前田健太のPO攻略法は“苦戦”巨人投手陣のヒントに? 「6回3失点では意味がない」
前田健太はポストシーズンで無類の勝負強さを発揮「長いイニングよりゼロに抑えることが大事」
「SMBC 日本シリーズ2020」ソフトバンク・巨人の第3戦(午後6時15分からテレビ朝日系列で生中継)が24日、PayPayドームで行われる。ツインズの前田健太投手は、テレビ朝日の公式YouTubeチャンネル「動画、はじめてみました」で広島OBの野球解説者・前田智徳氏と共演。昨年の日本シリーズから6連敗と厳しい戦いが続いている巨人投手陣にヒントとなるような試合の入り方や配球について語った。
巨人は2戦18失点。2試合とも序盤で失点し、試合の主導権をつかめない展開が続いている。厳しい展開を打開するのは、どのような投球が求められるのか? ポストシーズンでの経験豊富な前田は自身の“攻略法”を打ち明けた。
「ポストシーズンでは長いイニングを投げるよりも、とにかくゼロに抑えることが大事です。5回まででもいいし、あとはいいリリーフ陣が控えているので。(リリーフの)みんなで1イニングずつ、4人投げてくれれば9回までいく。いつもだったら6回3失点はナイスピッチングなんですけど、短期決戦では意味がない。ナイスピッチングでは意味がない。勝たないと意味がないので」
メジャー移籍後の16年から毎年ポストシーズンで登板。通算5年間で25試合登板(4先発)、2勝1敗、防御率2.87。計37回2/3を投げて44奪三振と抜群の投球を見せている。レギュラーシーズンとは違う、短期決戦での配球について語った。
「普通のシーズン中だったら、餌をまいたりするじゃないですか? 3打席目に向けてとか。そうではなくて、1打席目から抑える配球ですね。とにかく先を考えずに目の前の打者を抑えることが大事なんじゃないかと思います。餌をまくとかいらないし、とにかくこの打者にこの球を投げれば抑えられると思って投げていくしかないと」
巨人の第3戦はサンチェスが先発する。仮に前田がソフトバンクに対して投げるなら……。前田は「全力でいくしかないですね。とりあえず勝ちパターンの投手を出さないといけないと思います」と語った。
前田智氏、前田健の広島OBコラボ動画では、前田健がカブス・ダルビッシュ有投手から学んだこと、さらには2人が好きなスイーツについても語っている。また、「SMBC 日本シリーズ2020」ソフトバンク・巨人の第3戦(午後6時15分からテレビ朝日系列で生中継)では前田智氏が解説として、前田健がゲスト解説として出演する。