DeNA井納、FA宣言でも“らしさ”炸裂? 「権利持っていても仕方ない」「金額で決めない」
今季6勝の井納は来年35歳「権利を持っていても、しょうがない」
DeNAの梶谷隆幸外野手、井納翔一投手は27日、今季取得した国内フリーエージェント権を行使することを表明した。横浜市内の球団事務所を訪れ、FA権行使の申請書類を提出。今季チームを牽引した投打の主力2選手が12球団で先陣を切って正式表明した。
プロ8年目の井納は今季開幕からローテを守り、17試合登板。6勝7敗、防御率3.94の成績を残した。エース今永ら負傷者が出る中で安定して投球回を投げた。通算50勝を挙げている34歳右腕はリリーフも経験済み。獲得を目指す他球団にとっては人的補償の発生しないCランクというのも魅力だ。会見では宣言に至ったワケや、金額にこだわらない考えを示した。
――権利を行使した理由は。
「来年35という年齢で、持っていても仕方ない部分もあります。あとは三原球団代表が宣言残留というところを許可していただいた。持っていても、しょうがないというところで。まだ球団を出る決断とか関係なく、使わせていただきたいというところです」
――自身のどこを評価してもらいたいか。
「他球団の僕に対する評価とかそういうことではなくて。ただ持っていてもしょうがないので、使わせていただいたということです。今後、この先、(他球団から)来ていただければ、声をかけてもらえれば、その球団としっかり話をさせていただきたいと思います。まだ正直出させていただいただけなので、何も考えていないところではあります」
――球団との残留交渉は。
「金額で球団を決めようとか、そういう気持ちは一切ないので。あとは、しっかりと話し合いをしながら、というところなんですけど。(三原)代表から言われたことは、先発が今年特に怪我人が何人も出てしまったところで、怪我なく投げてもらったところはすごい評価してもらいました。(井納が)いなければ、チームはどうなっていたか分からないというところも言ってもらえたので。そこはしっかりと今後、声をかけていただいた球団を含め、考えていければと思います」
(Full-Count編集部)