菅野の決断に米も注目 NYメディアはメッツに獲得進言、総額50億円なら「悪くない」
譲渡金含めて約50億円なら「悪い金額ではない」とも
メッツはエースのデグロムの他に剛腕のシンダーガードも在籍。しかしシンダーガードは3月末にトミー・ジョン手術を受けた影響で来シーズンの開幕には間に合わないとされている。そのため記事では、菅野ならデグロムに次ぐローテ2番手の座を争える存在だとしている。菅野はポスティングシステムを利用しての移籍となるために、年俸の他にも譲渡金が必要となる。記事では、仮に4年総額4000万ドル(約42億円)の契約を結んだ場合に巨人に対して760万ドル(約8億円)を支払う必要があり、合計で4760万ドル(約50億円)がかかることを指摘した上で「過去6年間で日本のトップに立つ投手と目されてきた選手だということからすれば、そんなに悪い金額ではない」と勧めている。
これまで菅野が日本球界で残してきた成績にも着目し「スガノはマウンド上で苦しい状態の時でも四球を抑え、空振りをたくさん奪える能力を今でも維持していることは明らかだ。同じ日本出身のタナカ同様、スガノの特徴はレパートリーの豊富さにあり、試合で最初から最後までそれぞれの球種をコントロール出来る能力がある」と高く評価した。
菅野自身はまだメジャー挑戦か、残留かを決断しておらず、記事でも「来オフに海外FA権を取得することになるため、もう1年日本でプレーする決断をして、その後により高額の契約を結べる可能性も残っている」としている。果たして菅野はいかなる決断を下すのか。日本のみならず、米国もその結末を見守っている。
(Full-Count編集部)