巨人菅野はMLB球団の「人気を集めるだろう」 米メディアがダル&田中らと比較検証
ジ・アスレチックが「興味をそそる海外のベテランたち」を6人特集
今オフのメジャー移籍が取り沙汰されている日本人選手は、米でも注目を集めている。特に、自身はまだ表明していないものの、巨人の菅野智之投手には多くの関心が集まっている。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」でも、MLB挑戦の可能性があるひとりとして紹介。カブスのダルビッシュ有投手や、ヤンキースからFAとなっている田中将大投手らとも比較して実力を示して考察している。
記事は「MLBに移籍してくるかもしれない興味をそそる海外のベテランたち」との見出しで掲載。NPBとKBOに所属する選手6人の名前を挙げ「メジャーリーグで平均かそれ以上のポテンシャルを持っていると見られる」と言及している。中でも菅野は「最大の掘り出し物を最後にとっておいた」と大トリとして紹介された。
菅野について「ほぼ全ての人が、彼はメジャーリーグの先発投手になれると賛同している」と強調。一方で「論点はただ、彼がローテーション半ばの投手なのか、それとも第一線の投手なのか、ということだ」とも述べており、実力を推し量っている。
その上で、現在の日本人メジャーリーガーたちのNPB時代の数字と比較して考察。K%はダルビッシュ(25.1%)や田中(23.3%)にわずかに及ばない22.4%だが、前田健太や菊池雄星らより上回る数字に。一方、4.9%だったBB%は、ダルビッシュや田中よりもいい数値だと明示した。
記事では「投手を求めている球団はどこでもスガノに乗り気になるだろう」との趣旨で菅野の魅力を表現。「ヤンキース、パドレス、レッドソックス…スガノは人気を集めるだろう。そして、ポスティングの手順のため、彼は市場の他の選択肢よりも早くサインすることになるだろう」とまとめている。
また6人の中には日本ハムの有原航平投手の名前も挙げられており、球種が豊富であることなどに言及。「アリハラは安価な長期契約を結べる再建中のチームの選択肢になりそうだ。パイレーツ、オリオールズ、ロイヤルズ、マリナーズあたりが興味を持つかもしれない」との趣旨を綴り、メジャー移籍の見通しを語っている。
(Full-Count編集部)