DeNA神里、380万増5170万円で一発サイン FA宣言の梶谷とも「しっかり勝負したい」
ケガで出遅れ開幕2軍スタートも打率.308をマークした
実力でスポットを奪い返してみせる──。プロ3年目のDeNA・神里和毅外野手が4日、横浜市内で契約更改交渉を行い、380万円アップ(8%増)の年俸5170万円でサインした。(金額は推定)
「少ない試合数の中で、ある程度の成績は残せたと思います」と神里。昨季「1番・中堅」の定位置を固めつつあったが、今季はケガで出遅れて開幕2軍スタート。対照的に梶谷がプロ14年目にして過去最高の打棒を振るい、そのポジションを奪われた。それでも、神里も7月5日に1軍に昇格すると、80試合出場、打率.308(169打数52安打)、出塁率.370、3本塁打17打点、7盗塁をマークした。
球団側から「成績に関して言うことはない。レギュラーを目指してほしい」と激励されたそうで、「規定打席に立った上で3割以上打ちたい」と目標を掲げた。
ライバルの梶谷は国内FA権を行使。仮に移籍となれば、神里が再び「1番・中堅」のスポットに収まる可能性は高い。もちろん、神里自身は梶谷の去就に関わらず、「やるからにはレギュラーを取りたい。しっかり勝負していきたい」と挑戦状をたたきつける。
中軸には首位打者に輝いた佐野、オースティン、ソトらが並ぶだけに、神里は1番打者として「その前で出塁率、盗塁成功率を上げていきたい」と得点パターンを思い描いていた。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)