中日勝利の女神“チアドラ”は目の付け所が違う! 今季のMVPとベストシーンを選出
今季メンバー18人にアンケート実施、さすがの“玄人目線”も飛び出した
今季8年ぶりにAクラス入りを果たし、低迷脱出の兆しが見えた中日。エース大野雄大投手は沢村賞を受賞し、ベテランの大島洋平外野手は2年連続で最多安打に。最も近くでエールを送った勝利の女神「チアドラゴンズ」には、選手たちの奮闘ぶりはどう映ったのか――。Full-Countでは、今季のチアドラメンバー18人にアンケートを実施。最も輝いたMVPや忘れられないベストシーンを選んでもらった。
MVPに輝いたのは、18票中10票とダントツだった大野雄。今季20試合登板で11勝6敗、防御率1.82をマークし、最優秀防御率と最多奪三振の2冠に輝いた。何より6完封を含む10完投は圧倒的で、自身初の沢村賞を受賞した左腕は躍進の原動力となった。
チアドラも思わず見惚れる活躍で、KANAさんは「次から次へと三振を取る姿、チームの事を第一に考えている姿に魅了されました」と絶賛。SHINOさんは「大野雄大投手が登板の日は、勝つ気しかしませんでした!!」と振り返った。SERINAさんは「後半に沢山の完投勝利をしてチームに刺激を与えて、活性化出来た」とさすがの“玄人目線”で称えた。
2位は、3票を集めたキャプテンの高橋周平内野手。投票した3人は、いずれも10月15日の阪神戦で放った逆転サヨナラ3ランを理由に挙げた。3位は2票のダヤン・ビシエド内野手で、投票したAYAMIさんは「ここぞ!!! という時に決めてくれるのでとっても、素晴らしいし、カッコいいなと思いました!」と称賛した。
祖父江大輔投手、木下拓哉捕手、アリエル・マルティネス捕手がそれぞれ1票ずつで4位タイに。チーム最多54試合に登板して最優秀中継ぎのタイトルを獲得した祖父江には「毎試合感動しました。祖父江選手の登場曲『宙船』が流れると、ナゴヤドームに歓声が沸き起こっていた光景がとても印象に残っています」(MANAさん)とのコメントが寄せられた。
今季ベストシーン投票では、選手たちが喜怒哀楽を露わにした瞬間が多く寄せられた。SARAさんは、4試合連続失点中だった福敬登投手が今季2セーブ目を挙げた11月4日のDeNA戦で見せた男泣きに注目。AYAMIさんは、福谷浩司投手が9月3日の広島戦で完投できずに悔し涙を流したシーンを選んだ。一方、大野雄の完封など歓喜の瞬間を挙げる声も。MANAさんは、高橋の逆転サヨナラ3ランに「チアドラゴンズ全員で大喜びしたのを覚えています! 直後に踊ったvictory showでは涙が出るくらい感動的で嬉しかったです」と熱く振り返った。