DeNA中井、新庄氏のトライアウト適時打に刺激「本当に凄いな」 年俸2520万円で更改
18年トライアウトを受験「公式戦と全く違う雰囲気。貴重な経験をさせてもらった」
DeNAの中井大介内野手は8日、横浜市内で契約更改交渉に臨み、420万円アップの年俸2520万円でサインした。(金額は推定)
加入2年目の今季は1軍帯同。69試合出場して打率.250、2本塁打、4打点。代打では34打数10安打の打率.294、出塁率.333と結果を出した。「1年間1軍にいたということは最低限というか、自分の中でも良かったかなと思うんですけど、成績はまだまだ悔しい思いをしたことはたくさんある。自分でもうまくなりたい、向上心を持たないといけないなというシーズンでした。去年もそうですけど、今年は打点がかなり自分でも情けないぐらい少ない。そこをなんとかしたいなという気持ちが強いです」と振り返った。
2018年オフに巨人から戦力外通告を受け、12球団合同トライアウトに参加した。前日7日に48歳の新庄剛志氏が同トライアウトで適時打を放つなど存在感を見せたことについては「僕も新庄さんが現役でタイガースでやられているときやメジャー、日本ハムでプレーしているところは、テレビ画面を通して見させてもらってました。1度現役を退いた後も、高い目標を持って、やられているのは人として自分も何か参考にできるというか、本当に凄いなと思います」と刺激を受けたようだ。
自身の2年前のトライアウトについては「公式戦と全く違う雰囲気。独特の雰囲気の中でやらせてもらった。僕はユニホームを着させてもらってますけど、何か自分の中でもあの時間というのは貴重な経験をさせてもらったなと思います。大きかったなと思います」と振り返った。来季は32歳シーズン。「1度ジャイアンツで戦力外を経験をしている身なので、もっともっと1年でも長くユニホームを着れるようにするには自分で結果を残していくしかないので。一から向上心を持ってやっていきたい」と意気込みを語った。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)