井納はどうなる、巨人にFA移籍した投手の1年目は? 2桁勝利&規定投球回は2人だけ

DeNAを退団した井納翔一【写真:荒川祐史】
DeNAを退団した井納翔一【写真:荒川祐史】

先発で2桁勝利、規定投球回をクリアしたのは工藤、杉内の左腕2人だけ

 DeNAからフリーエージェント(FA)権を行使した井納翔一投手の退団が決まり、巨人へ入団が決定的となった。通算50勝をマークした右腕は新天地で活躍することができるのだろうか? 過去に巨人にFA移籍した投手の1年目成績を振り返ってみる。

 投手で初めてFA権を行使して巨人入りしたのは1994年オフの広島・川口和久投手。その後も巨人はこれまで13投手をFAで獲得している。先発、中継ぎ、抑えとポジションは様々だが移籍1年目で2桁勝利、規定投球回を達成したのはダイエーから移籍してきた2000年の工藤公康投手(12勝5敗)、ソフトバンクから移籍してきた2012年の杉内俊哉投手(12勝4敗)の左腕2人だけだ。

 リリーフでみると最多登板は2002年に中日から移籍した前田幸長投手の53試合(4勝4敗1セーブ、防御率2.74)、最多セーブ、ホールド数では2006年に西武から移籍した豊田清投手の13セーブ、7ホールド(38試合、1勝4敗、防御率3.32)となっている。

 井納はこれまで2桁勝利は2014年に11勝(9敗、防御率4.01)をマークした1度のみ。ロングリリーフとしても期待される右腕は新天地でどのような結果を残すか注目が集まる。

【表】2桁勝利は過去2人だけ 巨人にFA移籍した投手の1年目成績一覧

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