オリ・ジョーンズ「米国とは全く違った」 米メディアに明かしたNPBで受けた衝撃とは
12発&43打点どまりに「いつでもストライクを投げられる。打者は投手をイライラさせる」
オリックスのアダム・ジョーンズ外野手は米放送局「CBSスポーツ」のインタビューに応じ、日本野球から受けた“衝撃”を語った。
来日1年目の今季は87試合出場して打率.258、12本塁打、43打点。メジャー通算1939安打&282本塁打。4度のゴールドグラブ賞、5度のオールスター戦選出と鳴り物入りで加入したものの、物足りない成績に終わった。そんな助っ人砲は、日本野球に「カルチャーショック」を受けたようだ。
「(日本は)伝統的な野球だ。1点をとりにいく。それが違いだよ。アメリカではビッグイニングにしようとする。彼らは1点をとりにいく。それが彼らのスタイル。日本に行った時、どのようなプレーなのか把握しようとして、カルチャーショックを受けた。あらゆることが全く違ったんだ。フォークがいいね。(インタビューに同席した元レッドソックスのミドルブルックス氏へ)コウジ(上原浩治氏)と一緒にプレーしたよね? 彼らは思うようにストライクを投げられるんだ」
ミドルブルックス氏がレッドソックスで同僚だった上原について「制球力が彼の武器だった」と話すと、ジョーンズは今季対戦した日本人投手について「彼らはいつでもストライクを投げられる」と振り返った。続けて日本野球の印象を語った。
「すごく良いプレーをして、クリーンなスタイルで本当に効率的。エラーをしない」
「日本では本塁打を狙っているのは3、4、5番だけ。6番もかもしれない。他の打者はインプレーにしようとする。彼らは投手をイライラさせるんだよ。(今季オリックスで同僚だった)アンドリュー・アルバースを覚えてる? 彼が投げるのをたくさん見たけど、良い球を投げてもカットされるんだ」
来季が2年契約の2年目。3年目の2022年は球団側に選択権がある。ジョーンズは「僕はいつでも野球をプレーする。状況に応じて必要なことをするよ」と来季の巻き返しを誓っている。
(Full-Count編集部)