DeNA4選手が契約更改 首位打者・佐野は約3倍増7000万円、抑え三嶋は1.1億円
チームトップ10勝・大貫は倍増5250万円、10登板の三上は減額いっぱい2125万円ダウン
DeNAは15日、横浜市内で契約更改交渉を行い、佐野恵太内野手、大貫晋一投手、三上朋也投手、三嶋一輝投手が来季の契約にサインした。(金額はすべて推定)
◯大貫晋一投手(2500万円→5250万円)
プロ2年目の今季は開幕2軍スタートとなったものの、7月上旬から先発ローテーションに定着した。チームトップの10勝を挙げて初の2桁勝利を達成。防御率2.53と安定感抜群だった。「すごく良く評価していただいて、本当にありがたいです。出だしこそ遅れましたけど、ローテを守れることが出来た。充実したシーズンになったと思います」と振り返った。
◯佐野恵太内野手(2400万円→7000万円)
4年目の今季はラミレス監督からキャプテンに抜擢され、開幕から「4番・左翼」に定着した。106試合出場し、打率.328、20本塁打、69打点。初めて規定打席に到達し、初タイトルとなる首位打者に輝いた。「自分へのご褒美というよりは支えてくれた妻に何かしてあげればなと思います。大変評価してもらえた。(来季は)本当に三浦監督を胴上げしたいと思っています。僕自身、まずは活躍しないといけない。チームを引っ張っていけるように頑張りたい」。来季もキャプテンを務め、背番号は「44」から「7」に変更。このオフもソフトバンク松田宣浩らと合同自主トレを行う。
◯三上朋也投手(8500万円→6375万円)
今季は開幕2軍スタートで7月29日に1軍昇格。8月11日から約1か月抹消となり、10試合登板にとどまった。勝敗なし、防御率2.77。来季年俸は減額制限いっぱいの25%、2125万円ダウンとなった。「練習もいつも以上にできましたし、やることは出来たが、上で成績が続かなかった。悔しいシーズンでした。『何が何でもブルペンにいてほしい』と代表の言葉をいただいたので、来シーズンは実現したいなと思います」と復活を誓った。
◯三嶋一輝投手(8100万円→1億1000万円)
セットアッパーとして今季開幕を迎えたが、7月下旬からクローザーへ転向。7月29日の巨人戦(東京ドーム)でプロ初セーブを挙げ、18セーブを挙げた。今季は48試合登板して3勝1敗5ホールド、防御率2.45だった。「シーズン途中からクローザーと言われて、これは僕の中ではチャンスだと思っていた。やるからには今シーズン全うしようという思いで1試合1試合投げさせてもらいました」。プロ9年目での大台突破。「毎年続けることが大事だと思う。あとは周りに喜んでもらえたら、すごくいいなと思っています」と語った。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)