遊撃手のGG賞は坂本か?京田か? セイバー指標で見るセ・リーグの守備の名手は…

2年連続で阪神・梅野がGG賞受賞も、今季のUZRトップは中日の木下

 三塁手では巨人の岡本がUZR14.5でトップ。2位の中日・高橋周平が8.7で、その差は開いている。守備率でいえば、高橋の.982に対して、岡本は.971と下回っているが、UZRでは岡本が上だ。同じく二塁手では巨人の吉川尚が10.8でトップ。二塁手と言えば、広島の菊池の印象が強いが、そのUZRは6.3だった。ただ、菊池は無失策で守備率10割。ここの評価も分かれそうだ。

 一塁手は中日のビシエドがトップ。守備率も.999とリーグトップで順当にいけば、ゴールデングラブ賞に選ばれるはずか。捕手で指標トップは中日の木下だった。捕手は捕逸や盗塁阻止から出される指標で木下がリーグ1位。特に盗塁阻止率が.455と12球団でもトップだった。捕手は2年連続で阪神の梅野隆太郎捕手がゴールデングラブ賞に選ばれているが、今季の指標は木下が上回っている。

 一方で、松原や木下などは有資格選手となってはいるものの、出場試合数はさほど多くない。試合数が少ないと、どうしてもシーズン通してプレーしていた選手よりも印象は薄くなりがち。その辺りが投票結果としてどう現れるか、注目したい。

【表】2020年セ・リーグの「UZR」トップ10一覧

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