DeNA戦力外の古村徹、2度目の現役引退を表明「野球道は難しい道のりでした」
11年横浜入り→14年オフ現役引退→16年現役復帰→19年DeNA復帰
DeNAは19日、古村徹投手が今季限りでの現役引退を表明したと発表した。14年オフに1度は現役引退したものの、故障が癒えて16年に現役復帰。19年にNPB復帰した27歳は「野球道は一直線ではなく難しい道のりでした。9割の辛と1割の幸。またいつかお会いしましょう」とコメントした。
古村は11年ドラフト8位で横浜(現DeNA)入り。14年オフに戦力外通告を受けて15年は打撃投手を務めたが、左肩痛が完治して現役復帰。16年から四国アイランドリーグ・愛媛、18年はルートインBCリーグ・富山でプレーした。19年にDeNA入りしてNPB復帰。しかし1軍登板はなく、このオフに2度目の戦力外通告を受けていた。
古村は「今季限りで2度目の引退を決意しました。数年前に引退したにも関わらず、もう一度プロ野球選手としてチャンスを与えてくださった横浜DeNAベイスターズには感謝の気持ちでいっぱいです。そして幼少期から何不自由なく野球をやらせてくれた家族、前回も今回もなかなか思うようにプレーが出来なかった中でも応援してくださったファンの皆様にはたくさん背中を押していただきました。ありがとうございます」と感謝の言葉を口にした。
「僕が歩んだ野球道は一直線ではなく難しい道のりでした。決して胸を張れる野球道ではなかったですが、それでも周りに左右されず自分を信じ続けた事が今日まで野球をやり抜けた要因だと思います。辛いと思っていた、怪我も、まわり道も、人に笑われた事も、振り返ってみれば全てが僕の財産になり僕自身を守ってくれる盾なんだと思っています。9割の辛と1割の幸。これからも辛い思いをしながら、小さな幸せをたくさん積み上げていつかその盾で立派な要塞を築き上げられるようにこれからも精進していきます。またいつかお会いしましょう、ご声援ありがとうございました」。波乱万丈の現役生活を振り返り、今後への意気込みを語った。
(Full-Count編集部)