「涙が溢れ出た」ドラ9から首位打者に…DeNA佐野の“シンデレラ動画”にファン感動
ラミレス前監督はエール「佐野は佐野のままでいいんです」
DeNAの佐野恵太内野手は今季セ・リーグの首位打者、外野手部門のベストナインに輝いた。球団公式YouTubeは16年ドラフト9位、セ・リーグ最後の指名でプロ入りした好打者に注目。明大で同級生だった中日・柳裕也投手や元GMの高田繁氏、前監督のアレックス・ラミレス氏、同僚の宮崎敏郎内野手らのコメントを交えてシンデレラストーリーを紹介した。
球団公式YouTubeはドラフト指名時の映像から紹介。「ドラフト9位の首位打者」とのタイトルで投稿し、中日・柳は「打ち取った記憶がないですね。ずっと打たれていたと思います。ドラフトでかかったのも最後の方でしたけど、『もっと力があるのにな』と思ってました」と明大時代を述懐。当時GMだった高田氏は「代打で打つことは期待してましたよ。守り、足を考えなくていいから」。担当スカウトだった河原隆一スカウティングディレクターも「柳くんを見に行った中で…」と決して評価が高くなかったことを振り返っている。
そんな選手がプロ4年目の今季に大ブレーク。ラミレス前監督からキャプテン&4番を任され、打率.328で首位打者に輝いた。ラミレス前監督は「この男は速球に強く、パワーもあり、アベレージも残せる。そして、プレッシャーにも強い。4番打者に必要な素質を感じました」と振り返り、「佐野は佐野のままでいいんです。野球を楽しんで下さい」とエールを送っている。
17日に公開された動画の再生回数は8万回超え。公式ツイッターでは15万回に迫っている。ファンからは「筒香2世じゃない、佐野1世」「この映像作ってくれた球団にも感謝 協力してくれた中日の柳にも感謝」「ラミちゃんとか柳とかも出てるの流石ベイスターズ」「ラミちゃんの『佐野は佐野のままでいいんです』っていうので、涙が溢れ出た」「本当に鳥肌が立つ動画作るのうますぎる」などとコメント。ファン感動の3分48秒となっている。