DeNA移籍の田中俊太が巨人撃破のキーマンに? 新天地で活躍できる“土壌”あり
DeNAは今季二遊間を固定できず、平良ら巨人から移籍組が在籍
DeNAは19日、巨人へFA移籍した梶谷隆幸外野手の補償として、田中俊太内野手を獲得したと発表した。内外野を守れ、パンチ力も秘める27歳は新天地でも激しいレギュラー争いとなりそうだ。
今季のDeNAは二遊間を固定できなかった。今季チームで最も多く二塁スタメンしたのはソトで58試合。柴田は34試合先発だった。遊撃スタメンは倉本が49試合、大和が45試合。大学日本代表で4番を務めた牧をドラフト2位で獲得したとはいえ、複数ポジションを守れ、今季のソフトバンクとの日本シリーズでは全4試合出場した27歳は補強ポイントが合致する。さらに神奈川・厚木市出身。ハマスタは慣れ親しんだ地と言ってもいいだろう。
常勝を宿命づけられる巨人での苦労を分かる先輩たちもいる。中井は18年オフに巨人から戦力外通告を受けてDeNA入り。19、20年と2年連続で開幕1軍入りした。移籍1年目には「僕もベイスターズで頑張ることがいろんな人への恩返しになる」と巨人への恩返しの思いを口にしていた。17年オフに山口俊の人的補償として移った平良は今季14試合登板。4勝にとどまったものの、防御率2.27と安定感を見せた。巨人戦でも今季3試合登板して1勝0敗、防御率2.20と好投。新天地で1軍経験を経験を積み、才能を開花させた。
DeNAの今季の対巨人戦は12勝12敗。不動の1番打者だった梶谷と先発ローテを守った井納を流出したが、田中俊は巨人撃破の切り札となるか。三浦監督が「走攻守バランスが取れた選手だと思います。地元神奈川出身ということもあり、横浜DeNAベイスターズの力になってくれることを期待しています。共に優勝を目指して戦おう」と期待する新戦力に注目だ。
(Full-Count編集部)