阪神の先発争いは超激戦? 韓国20勝アルカンタラ&チェン加入で“セ最強”ローテ形成
今季、韓国で最多勝となる20勝をマークしたアルカンタラ、日米通算95勝のチェンが加入
阪神は新助っ人としてラウル・アルカンタラ投手を獲得した。今季韓国プロ野球で20勝をマークし最多勝を獲得した期待の右腕。さらに日米通算95勝のチェン・ウェイン投手も加わり、2021年の先発ローテ争いは激しさを増しそうだ。
今季は巨人に7.5ゲーム差をつけられて2位に終わった矢野阪神。チーム防御率3.35も巨人に次ぐ2位だった。今オフは積極的な補強で、セ・リーグ屈指の先発陣が形成される可能性も。2005年以来のリーグ制覇に大きな期待が寄せられている。
今季はエース・西勇輝が21試合に登板し11勝5敗、防御率2.26。さらに、2年連続で規定投球回を達成して7勝9敗、防御率3.36だった青柳晃洋、3年ぶりに2桁となる11勝をマークした秋山拓巳、高い奪三振率を誇る左腕の高橋遥人と4人は、来季もローテ入りは濃厚だ。
助っ人陣では、韓国リーグ20勝右腕のアルカンタラと、今季終盤にロッテでプレーして0勝3敗ながらも防御率2.42と安定した投球を見せた左腕チェンがいる。ともに春季キャンプでの調整次第にはなるが、これまでの実績を考えれば先発6枚の中に確実に入ってくるはずだ。
ここにリリーフの経験を経て完全復活が期待される藤浪晋太郎、多彩な変化球と制球力、出どころの見づらいフォームが武器のドラフト2位左腕・伊藤将司、2軍で経験を積んだ2年目の西純矢らが控えている。左右でタイプの違う先発投手が多く揃い高いレベルでのローテ争いが期待される。
〇来季の阪神先発ローテ候補(今季の成績)
西勇輝 21試合11勝5敗 115奪三振 防御率2.26
秋山拓巳 18試合11勝3敗 64奪三振 防御率2.89
青柳晃洋 21試合7勝9敗 88奪三振 防御率3.36
高橋遥人 12試合5勝4敗 75奪三振 防御率2.49
チェン・ウェイン 4試合0勝3敗 14奪三振 防御率2.42
ラウル・アルカンタラ 31試合20勝2敗 182奪三振 防御率2.54(KBO成績)
藤浪晋太郎 24試合1勝6敗 85奪三振 防御率4.01
伊藤将司 ドラフト2位入団
西純矢 11試合4勝3敗 27奪三振 防御率4.00(2軍成績)
(Full-Count編集部)