ソフトバンク、千賀のポスティング改めて認めず 三笠GM「方針に変更はない」
「一度決めたら変えないということではない」と可能性には含み
ソフトバンクの千賀滉大投手は26日、本拠地PayPayドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、1億円増の年俸4億円で契約を結んだ。早ければ、来季中にも国内FA権を取得するが、複数年契約ではなく単年契約を結んだ。(金額は推定)
ポスティングシステムを利用しての早期のメジャーリーグ挑戦を希望している千賀。これまでも球団に希望を伝えてきていたが、この日も改めてその思いを伝え、話し合いを行った。1時間を超える交渉後に行われた会見で千賀は「アメリカの話が多かったと思います。去年と変わらず引き続き話をさせてもらっている感じです」と語った。
ただ、ソフトバンクは球団としてポスティングでのメジャー挑戦は認めておらず、その姿勢は一貫している。この日も、交渉を担当する三笠杉彦GMは「今日のところで我々の方針について変更があったというのはない。今日の時点ではそう(認めないということ)ですね」と語り、ポスティングは認めない考えを改めて示した。
同GMは「今日の時点で、というところ。どんな意思決定でもですが、一度決めたら変えないということではない。話し合いをして、置かれている環境や状況を見て考えていくというスタンス」とも語り、可能性には含みを持たせていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)