3連覇逃した西武 森&山川ら強力打線が不調も、ベテランと若手の台頭に光【野手編】

生まれ変わったメットライフドームで再び打線爆発を

 この他にも山野辺翔内野手や、呉念庭内野手といった、今季1軍で50試合以上に出場した選手にはもちろん期待がかかる。近年はハイレベルな選手たちで固定されていた西武の内野陣だが、新たな風を吹かせる選手は台頭するのか、注目だ。

 繰り返し触れてきたように、今季の西武打線は代名詞の「獅子おどし打線」から遠ざかる、悔しいシーズンとなってしまった。だた、今季は投手陣、特に中継ぎ陣では平良や森脇らが台頭。「守り勝つ野球」で2位争いに食い込み、最終的に3位とAクラスでシーズンを終えることができたのは大きな収穫と言えよう。となれば、あとは打線の復活だけだ。

 王座奪還に向けては「獅子おどし打線」を担ってきた選手の復調はもちろんのことながら、新たな形の打線を模索することも不可欠。来季は本拠地・メットライフドームも2017年12月から行われてきた大規模改修工事を終える。新たに生まれ変わった本拠地で躍動する、新しい西武打線の姿に期待したい。

(「パ・リーグ インサイト」吉田貴)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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