リーグ最多32度の逆転負けを喫した楽天 今季の成果と課題を振り返る【野手編】
骨太な常勝チームに…来季は石井一久氏が1軍監督
楽天は、2018年9月から取締役ゼネラルマネージャー(GM)を務めていた石井一久氏が1軍監督に就任。今季の1軍監督だった三木肇氏は2軍監督へ配置転換され、コーチの顔ぶれも新しくなるなど、新体制で2021年シーズンへスタートを切った。
GM兼任監督という、文字通りチームの舵取りを任された石井氏。指導者経験がない中大役を引き受けた形となるが、就任会見では「物事の変化をもたらすときに、勇気や覚悟を持つことはすごく大事なことなので、何を言われようがブレずに邁進していくことが大事だと考えています」と、確固たる決意表明を述べた。また、その上で「骨太な常勝チームにする」ことや「中長期的な底力をつける」ことを目標として掲げている。
積極的な大型補強や若手選手の育成など、これまでも数々の改革を実行してきた石井新監督。まだまだ歴史の浅い楽天に新時代が到来するのだろうか。石井監督のもと、東北の地に再び日本一の歓喜が巻き起こることを期待しよう。
(「パ・リーグ インサイト」小野寺穂高)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)