日本シリーズ4連覇のホークス チーム防御率12球団唯一2点台、王者の所以は…【投手編】
来季以降楽しみな投手たち、「ポスト千賀」の候補生は…
今季、実績のある選手たちが多く活躍したソフトバンクだが、来季以降に楽しみな若鷹たちも少なくない。ドラフト3位の津森宥紀投手は、デビュー戦となった6月21日のロッテ戦で満塁弾を浴びるほろ苦デビューも、6月24日の西武戦では新人一番乗りとなるプロ初勝利を挙げるなど、印象的な活躍で14試合に登板。サイドハンドからの力強い直球には豊かな将来性が感じられる。
2年目の杉山一樹投手は11試合の登板ながら、150キロ台中盤を豪快に投げ込むその姿で多くのパ・リーグファンを驚かせ、「SMBC日本シリーズ2020」デビューも果たした。大竹耕太郎投手は、ウエスタン・リーグで最多勝、最優秀防御率、最高勝率の投手3冠に輝き、先発投手の谷間として1軍でも2勝をマークした。
今季はその圧倒的な投手力でリーグ王座奪還を果たし、4年連続の日本一をつかんだソフトバンク。育成選手も多数在籍していることから、このレビューで触れることのできなかった投手たちの中にも、「ポスト千賀候補生」が隠れていることだろう。来季以降はどのような投手が躍動するのか、今から楽しみである。
(「パ・リーグインサイト」岩井惇)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)