エース・今永や守護神・山崎の復活が23年ぶりVへの鍵 DeNAで復活期待の選手は?

DeNA・山崎康晃(左)と今永昇太【写真:津高良和】
DeNA・山崎康晃(左)と今永昇太【写真:津高良和】

抑え山崎は昨季途中から中継ぎ配置転換、エース今永は左肩手術で戦線離脱した

 昨季はリーグ優勝候補に挙げながらも2年ぶりBクラスとなる4位に沈んだDeNA。9月上旬に優勝戦線から脱落してからは失速して上位浮上することができなかった。今季の巻き返しへ向けて三浦大輔新監督が就任。1998年以来23年ぶりリーグ優勝へ、今季中に復活が期待される4選手に注目したい。

○山崎康晃投手

 3年連続最多セーブがかかった昨季は開幕から精彩を欠いた。7月下旬にクローザーの座を三嶋に譲り、中継ぎに配置転換。10月にはプロ入り後初めて不振での2軍再調整もあった。40試合登板、0勝3敗6セーブ、8ホールド、防御率5.68。守護神奪回はもちろん、東京五輪での侍ジャパン入り、将来的なメジャー挑戦へ再起のシーズンとしたい。

○今永昇太投手

 昨季は2年連続で開幕投手を務めたが、8月に左肩の違和感を訴えて戦線離脱。10月には左肩のクリーニング手術を受けた。9試合登板し、5勝3敗、防御率3.23に終わった。2月中旬にはブルペンでの全力投球できる見込み。今季から選手会長に就任する左腕は侍ジャパン入り、リーグ優勝へは2年ぶりの2桁勝利を期待したいところだ。

○東克樹投手

 2018年新人王は昨年2月に左肘のトミー・ジョン手術を受け、今季はリハビリに専念して3年目で初めて登板なしに終わった。すでにキャッチボールで100%の力感で投げており、12月中にブルペン投球を再開。2月に実戦復帰する予定だ。2年ぶりのマウンド復帰はもちろん、先発ローテーション定着を目指してほしい。

○三上朋也投手

 プロ7年目の昨季は開幕2軍スタート。7月29日に1軍昇格したものの、8月11日から約1か月、2軍再調整となった。10試合登板にとどまり、勝敗なし、防御率2.77。2016年から3年連続50試合以上登板したが、右肘手術した2019年も6試合登板止まり。輝きを取り戻し、セットアッパー争いに割って入りたいところだ。

○桑原将志外野手

 昨季は開幕1軍入りしたものの、34試合出場。打撃不振に苦しみ、打率.139、1本塁打、2打点と結果を出せなかった。2017年に全試合出場して外野のゴールデングラブ賞を受賞したものの、2018年以降は年々出番を減らしている。今季は首脳陣に外野手で勝負したいと直訴。梶谷が巨人へFA移籍した中堅の座を射止めたい。

(Full-Count編集部)

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