ポスティング不成立のハム西川…過去に申請するも移籍に至らなかった選手たちは?
直近では広島・菊池涼が2019年オフに申請もメジャー挑戦断念
日本ハムは3日、ポスティングシステムを利用してメジャーリーグ移籍を目指していた西川遥輝外野手が、契約交渉期限の米国東海岸時間2日午後5時(日本時間3日午前7時)までに契約合意に至らず、不成立となったことを発表した。メジャー移籍が叶わなかった形となるが、過去にもポスティング申請しながら移籍に至らなかったケースは少なくない。
直近では2019年オフに広島・菊池涼介がメジャー挑戦を宣言するも、移籍市場の動向などを見極めて断念。広島残留を決断した。2011年オフには、西武・中島裕之が申請した際はヤンキースが交渉権を獲得するも、契約成立には至らず。中島は翌2012年オフに海外FA権を行使してアスレチックスと契約した。同様に、2010年オフにも楽天・岩隈久志に対してアスレチックスが交渉権を獲得したが、岩隈は残留を決断。翌2011年オフに海外FA権を行使してマリナーズに移籍した。
過去には、入札がなかったケースも。2002年オフにポスティングを申請した近鉄・大塚晶文は、その後自由契約となり中日にトレードで移籍。翌2003年オフに再びポスティングを申請し、パドレスに移籍した。2005年オフには、日本ハム・入来祐作に対しても入札がなく、その後自由契約となってメッツ移籍を実現させた。
2008年オフには、西武の三井浩二が35歳で申請するも入札球団はなく、翌2009年オフにも2年連続で申請したが同様だった。2011年オフは横浜(現DeNA)真田裕貴がメジャー挑戦を宣言したが叶わず、自由契約となり巨人に移籍した。
今オフはコロナ禍によって各球団がダメージを受け、移籍市場も活発ではない現状。西川にとっては、夢はひとまずお預けの格好になった。
(Full-Count編集部)