リーグ最少89発、西川残留も若手の“覚醒”が浮上のカギ 日ハム21年スタメン大予想

日本ハム・清宮幸太郎(左)と西川遥輝【写真:石川加奈子】
日本ハム・清宮幸太郎(左)と西川遥輝【写真:石川加奈子】

リーグ最少のチーム89本塁打、19年メジャー14本塁打の新助っ人ロドリゲスに期待

 北海道移転後初の2年連続Bクラスとなるリーグ5位に低迷した日本ハム。53勝62敗5分でリーグ優勝したソフトバンクから20ゲーム差を離され、シーズン終盤のクライマックスシリーズ争いにも加わることが出来なかった。2016年以来5年ぶりのリーグ優勝を目指す今季のスタメンはどんな陣容となるのだろうか。

1(中)西川遥輝
2(右)大田泰示
3(左)近藤健介
4(一)中田翔
5(二)渡邉諒
6(遊)ロドリゲス
7(指)清宮幸太郎
8(三)野村佑希
9(捕)宇佐見真吾
開幕投手 上沢直之

 日本ハムは3日にメジャー移籍を目指していた西川遥輝外野手のポスティング不成立を発表。昨季、主に「1番・中堅」だった28歳は残留する可能性が高く、今季も切り込み隊長として期待できそうだ。強肩、俊足の大田泰示外野手は攻撃的な2番打者として期待。昨季打率.306、42盗塁を記録した西川と打率.275、14本塁打とパンチ力もある大田の1、2番コンビは相手投手にとっても脅威となるはずだ。

 20年はリーグ6位のチーム89本塁打と長打力にかけた。不動の4番・中田翔内野手、新助っ人のロニー・ロドリゲス内野手で解消したいところ。ロドリゲスはタイガース時代の19年には84試合出場して14本塁打をマークし、バッテリー以外の内外野を幅広く守ることができる。今回は「6番・遊撃」と予想したが、日本野球に対応すれば大きな戦力となりそうだ。

 中田、大田、西川、近藤健介外野手、渡邉諒内野手の4選手のスタメンはほぼ当確か。球界屈指のムードメーカー・杉谷拳士内野手のレギュラー奪取、来日3年目となる王柏融外野手のブレークにも期待したいところ。開幕投手は20年にエース有原航平投手、ドリュー・バーヘイゲン投手と並んでチームトップタイ8勝を挙げた上沢直之投手を予想した。

 いずれにしても上位進出には3年連続7本塁打止まりの清宮幸太郎内野手をはじめ、野村佑希内野手、万波中正外野手ら若手の台頭は不可欠だ。就任10年目の栗山英樹監督のタクトに注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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