松坂&内海はカムバックなるか…3年連続防御率ワーストの西武で復活期待の選手
佐野、武隈に左腕不足を埋めてほしい
〇多和田真三郎投手
18年に16勝を挙げて最多勝のタイトルを獲得し、翌19年の開幕投手を務めたが、同年9月に自律神経失調症を発症。昨年は1軍登板なしに終わり、オフにいったん自由契約となった上で、背番号「118」の育成選手として契約を結んだ。渡部久信GMは「まずは体を治すことが先決」と慎重な姿勢を強調するが、実力者だけに体調さえ戻れば支配下登録、1軍復帰まで見えてくる。
〇佐野泰雄投手
19年には主に中継ぎとして自己最多の44試合に登板し、2勝2敗、防御率4.39をマーク。昨年も7月28日に1軍昇格を果たし、8試合で防御率1.35と存在感を示したが、左肩広背筋の肉離れで戦線を離脱。そのままシーズンを終えた。500万円減の今季年俸1800万円(金額は推定)でサイン。左腕不足に悩むチームにあって、首脳陣が最も復活を当てにしている投手だ。
〇武隈祥太投手
15年に67試合、16年にも64試合に登板した中継ぎ左腕。昨年は古傷の股関節の状態が悪く、1軍ではわずか3試合登板、防御率22.09(投球回数3回2/3、自責点9)に終わった。2軍でも21試合2勝1敗3セーブ、防御率4.07。2600万円減の今季年俸2200万円(金額は推定)でサインし、31歳で“がけっぷち”の14年目を迎える。
(Full-Count編集部)