菅野智之が巨人残留へ MLB球団と合意至らずポスティング不成立と米複数メディア
日本時間8日午前7時が交渉期限「2021年NPBに戻ることになった」
ポスティングシステムを利用してメジャー挑戦を目指していた巨人の菅野智之投手が、今季も巨人に残留する見通しとなった。メジャー球団との交渉が8日の期限までに合意せず、ポスティングは不成立に終わったと米複数メディアが一斉に報じた。
スポーツ専門局「ESPN」のジェフ・パッサン記者は自身のツイッターで「日本のスター、トモユキ・スガノはポスティング期限までにメジャー球団と合意に至らず、2021年NPBに戻ることになった。情報源がESPNに伝えた。彼は2022年シーズンの前にフリーエージェントとしてMLBに来る資格を持つ」と述べた。
以前からメジャー挑戦の希望を持っていた菅野はポスティングシステムの利用を決断。巨人は昨年12月8日に手続きを申請した。メジャー球団との交渉期限は米東部時間7日午後5時(日本時間8日午前7時)とされ、菅野は申請後も巨人残留を視野に入れながら熟考していた。
日本球界でも屈指の投手である菅野には複数の球団が関心を示し、メッツやレッドソックス、ブルージェイズ、ジャイアンツなどが候補に挙がっていた。菅野自身も元日に米国へ向けて出発。現地で代理人のジョエル・ウルフ氏と話し合いながら交渉を進めてきたが、期限までに合意に至らなかった。
2017、2018年に2年連続で沢村賞に輝き、昨季は14勝2敗、防御率1.97で最多勝と最高勝率のタイトルを獲得した菅野。エースに対して巨人は4年契約を提示し、しかも、毎オフの契約破棄条項が盛り込まれているという。ポスティングが不成立に終わり、今季は巨人に残留することになるが、来オフ以降に再びメジャー挑戦を志す可能性も残されている。
(Full-Count編集部)