巨人のドラフト1位を独自採点 菅野や岡本ら輩出した過去の“育成力”は?
沢村賞2度の菅野を筆頭にタイトル獲得者6人を輩出している巨人のドラ1
2年連続でセ・リーグを制した巨人。2016年の吉川尚輝や2015年の桜井俊貴ら1軍の戦力となった選手はいるものの、ここ5年のドラフト1位で大きな成果はあげられていない。ただ、2014年の岡本和真は今季2冠王となり、2013年の小林誠司も2017年にゴールデングラブ賞に輝いている。
さらに2012年の菅野智之は球界を代表する投手となり、2度の沢村賞とMVP、最多勝3回など数々のタイトルを獲得してきた。2010年の澤村拓一、2009年の長野久義も実績で言えば、申し分なし。2008年の大田が開花したのは日本ハム移籍後ではあるものの、総じて巨人のドラ1は活躍していると言える。
過去12年のドラフトでベストナインやゴールデングラブ賞を含むタイトル獲得者は菅野をはじめ6人に上る。その全員が2014年ドラフトまでに入団した選手だ。菅野や澤村、長野は採点基準に照らせば10点満点となり、小林が8点、岡本も7点と当然のように高得点となった。
2008年から2019年までのドラ1の合計点は61点(満点で120点)となる。確かに2015年以降の面々はまだ活躍としては物足りないが、そこは今後に期待。この期間をトータルで見れば、高い成果をあげているといえる。