明暗分かれた鷹、上々の楽天&ロッテ 不発オリ…12球団昨季の補強を診断【パ編】

ロッテは美馬が10勝、ハーマンや澤村らもチームに貢献

【ロッテ】合計WAR6.4(平均0.71)
J・ジャクソン投手
7試合0勝0敗1S3H 3.86 WAR0.3
F・ハーマン投手
38試合3勝2敗1S23H 2.15 WAR1.2
J・フローレス投手
14試合2勝2敗0S1H 7.66 WAR0.3
小野郁投手
40試合2勝2敗0S4H 3.23 WAR0.7
美馬学投手
19試合10勝4敗0S0H 3.95 WAR3.1
西巻賢二内野手
11試合16打数4安0本0点 .250 WAR-0.1
福田秀平外野手
62試合204打数44安5本19点 .216 WAR-0.2
澤村拓一投手※
22試合0勝2敗1S13H 1.71 WAR0.7
チェン・ウェイン投手※
4試合0勝3敗0S0H 2.42 WAR0.4

 リーグ2位に食い込み、クライマックスシリーズに出場したロッテ。開幕前に7選手、そしてシーズン中にも2選手を補強し、積極的な動きを見せた1年だった。FAで獲得した美馬は10勝をあげ、WAR3.1とチームに貢献。人的補償で移籍してきた小野やハーマン、シーズン途中加入の澤村、チェンなども働いた。

 一方で美馬同様にFAで加入した福田秀は怪我が相次いだこともあって62試合の出場にとどまり、打率.216に。貢献度を示す「WAR」もマイナスとなってしまった。ジャクソンは開幕直後に本人の申し出により契約解除となり退団した。

【西武】合計WAR1.5(平均0.3)
R・ギャレット投手
49試合3勝2敗0S16H 3.10 WAR1.2
S・ノリン投手
5試合1勝2敗0S0H 5.75 WAR0.2
C・スパンジェンバーグ内野手
111試合407打数109安打15本57点 .268 WAR0.1
松坂大輔投手
1軍登板なし
森越祐人内野手(阪神)
1軍出場なし

 3年連続のリーグ優勝を狙った西武だったが、昨季は3位に終わった。新戦力の補強ではギャレットが大きな働きを見せた。160キロ前後の剛球を武器に、主にセットアッパーとして49試合に登板。16ホールドをマークした。

 スパンジェンバーグも111試合で打率.268、15本塁打。守備の指標が悪く貢献度を示す「WAR」は0.1にとどまっているものの、まずまずの働きだった。対照的にノリンは故障もあり、わずか5試合の登板に終わり、松坂も怪我で1軍、2軍ともに登板はなかった。

楽天は涌井が最多勝、鈴木大がベストナインに輝くなど新戦力が活躍

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